スケジュール
9/3(土)夕方成田発→上海トランジット→デリー
9/4(日)早朝デリー着→デリー観光
9/5(月)デリー→アグラー→デリー
9/6(火)デリー→夜バラナシへ夜行列車
9/7(水)バラナシ
9/8(木)バラナシ
9/9(金)バラナシ
9/10(土)バラナシ→午後デリーへ飛行機
9/11 (日)デリー→上海→羽田

 インド2日目この日は早朝からタージマハルのあるアグラへ向かいました。

アグラー
 タージマハルの最寄りであるアグラーカント駅までは特急電車で向かいます。
この電車はニューデリー駅から出ていますというかニューデリー駅はかなりの大きさの駅などで都市の移動はここが拠点になると思いますね。
チケットは事前にシゲタトラベルというチケット手配などをやっている有名な会社を経由して手にしていました。
席はエアコン付きの一番いいやつでした。
乗車客はインド上流層か外国人観光客しかいないので、安心安全でしたね。
朝食やチャイのサービスもついてて大変満足出来た電車でした。 
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アグラーまでの列車

 アグラーカント駅まではおよそ2時間で着きました。
多分これが一番早い列車なのだと思います。
到着後、タージマハルまではかなり距離があるので、 オートリクシャーを拾うのですが駅前には政府公認らしいリクシャー乗りが大勢客引きをしています。
かなり怪しいのですがどうにも流しのリクシャーを拾えそうもないので、この 政府公認のリクシャー乗りのオートリクシャーに乗ることに。
共通のチケット売り場で値段が統一されたチケットを購入、一番近いタージマハルのゲートまで130ルピーでした。
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アグラーカント駅

タージマハル
 オートリクシャーのおっさんに警戒しつつタージマハルへ向かいました。
おっさんは日本人にかなり慣れてるようで、日本人が好むことを全て知っていましたね。
普通に会話する分にはすごく面白かったですが、やたら一日ツアーを組ませようとしてきます。
値段は600ルピーと決して悪くはないと思いますが、アグラー自体そんなに観る気もなかったのでずっと断っていました。
しかし、向こうはツアーをする気マンマンでいろいろ世話してくれました。 
最初に指定した一番駅から近いゲート付近に到着後、日本人が多く泊まっているホテルへ連れて行かれました。
どうやらここに荷物あずけろと言っているようでしたが、そこしっかり断りゲート近くまでおっさんが案内してくれました。
南ゲート付近はかなり柄が悪く、クソガキどもが日本語で言い寄ってきます。
適当にあしらいつつやっとチケット売り場へ。
値段は驚きの1000ルピー。
やっと入場出来ると思ったのですが、自分の荷物がデカ過ぎるらしく預けてこいと言われました。
この南ゲートにはロッカーがないため、ロッカーのあるメインゲートの西口まで向かう羽目に…
ここでさっきのオートリクシャーのおっさん登場。
ツアーをやっているつもりらしく西口まで送ってくれました。
ここでも同じように日本人が多く利用するレストランへ連れて行かれましたが、無視してゲートの方へ。
おっさんは中には入ってこれないので、ここでお別れ。
おっさんは集合時間と場所を私たちに確認し、「俺はお前らを信じるからお前らも俺を信じろ。もし、約束を破ったらインドの法律で〇〇ルピーの罰金だからな。」的なことを言ってましたね。
もちろんそんなことは無視する気満々でした。
そもそも個人情報も何も教えてませんから逃げようと思えば余裕でした。
 入口から少し離れたところに無料ロッカーがあり少し不安でしたがいくらかお金を払って荷物をあず、やっと西口ゲートへ向かいやっと敷地内に入場できました。
駅でたまたま会った日本人カップルと入場したのですが、この人たちも荷物の件で止められてました。
しかし、友人とともにこのバッグは向こうの門で大丈夫だったぞ的な感じの言い訳をしまくっていたら最終的に仕方ない行っていいと言われそのカップルもなんとか入場できました。 
ちなみにこのカップルはオートリクシャーのツアーを組んだみたいで、担保として要らない電卓取られたらしい。
私たちといろいろ話してツアーをやってもらか悩んでました。
あのカップルは大丈夫だったのかな。

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入場してすぐに見える門

  門をくぐっていくとよく見るあの光景が見えてきました。
人が多くてあまりよく撮れませんでしたが、 このときはさすがに感動もんでした。
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門をくぐっていくと段々見えてくるタージマハル

 門をくぐるとあの知っているタージマハルがお目見えします。
圧巻の一言でした。
世界で有名なだけあって素晴らしい景色が広がっていました。
誰もがカメラを他にとっていましたね。 
若干仮足場が組まれていたのは残念でしたが、晴天に恵まれたのは嬉しかったですね。 
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誰もが心奪われる景色

 近くに寄っていくとその圧倒的な大きさに驚かされました。
それと同時にその美しさも強調されていきましたね。
中央にある水辺でまた記念写真。
どこからとっても絵になっちゃいます。 
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どこでもみても見飽きないデザイン

 そして、左右の階段から上へ登っていきます。
タージマハルに入るには靴にカバーを付ける必要がありますが、外国人はチケットを見せればそのカバーをただで入手できました。
近くへよってよく観察するとその細かい出来にまた驚かされます。
大小様々な大理石を組み合わせており、これほどの数を運搬、加工するには相当な権力や財力が必要なのは素人目でも分かりましたね。
内部は撮影禁止ですが見学することができました。
一応お墓ですので内部では自然と気が引き締まりますが、他国の人はマナーが悪い人が多く警備員によく怒られている光景をみましたね。
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細部までの作りには感動でした

 内部を見学後、裏側へ出ることが出来ます。
ここでは多くの観光客が休憩や記念写真を撮っていましたね。
イラン人とかの他国の人に一緒に写真とって欲しいと言われたりもしました。
日本人が珍しく感じる国の人も多くいるみたいで、インドではこうしたことが結構ありましたね。
特にタージマハルは世界中から人が集まるので一緒に写真とかは多かったような気がします。
ここで自分らも大理石の上で休憩。
天気が良い上に風も程よくあり気持ちよかったですね。
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タージマハルお裏では記念撮影している人が多かった

 反対岸にはこの白いタージマハルの対として黒いタージマハルを建設予定だったらしいエリアを望むことができました。
そこは綺麗な夕日とともにタージマハルを望める有名なスポットらしいです。 
また、奥の方にはアグラ城も見えましたね。 
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アグラ城が見える

 ちょっとした休憩後、タージマハルから出ることに。
滞在時間は2時間ほどだったと思います。
ゆっくり見たい人には2時間くらいは必要でしょうね。
不安だった預けた荷物も無事回収でき、今後の行動を再度考えた結果、デリーへ帰れるなら帰ろうということになりました。
元々の予定ではアグラ城などを周り終電でデリーへ帰ることになっていて電車のチケットも手配済みでしたが、アーグラ自体治安も悪そうだし、そこまで見たいものがないと感じてしまいました。
だったら、デリーへ戻ってやりたい楽器屋巡りをしたいなということで、タージマハルからアグラカント駅へ向かうことに。

アグラー~ニューデリーの電車
 12時ほどに駅へ到着、掲示板を見る限りデリー行きの電車はどうやらありそうなので、チケットカウンターで今持っているチケットを交換できないか聞いてみることにしました。
カウンターの人や現地のインド人にも聞いてみましたがどうやらネットで変更しないといけないらしく、仕方なく新たにチケットを購入しました。
良い席を取れるなら取りたかったけどどういった席があるかわからないし、英語能力も足らなかったのもあって一番安い現地人が使う席でデリーまで向かう羽目に。
 しかし、都合が良いことにデリー行きの電車がすぐきたので、すんなり電車に乗車できました。
席はフリーなので乗車後自分で確保しないといけないのですが、乗車前に絡まれたインド人学生がいい奴らで席を取ってくれました。
インドの普通車両はすごく混んでいるイメージでちょっと心配してましたが、この時は空いていたらしくほとんどの人が座れていましたね。
列車はいくつかのボックスに別れそこに対面するように椅子が備え付けられており、もちろん空調などはありませんでしたが走ってみると意外と風が入ってくるのでそこまで暑さは気になりませんでした。
席の上には荷物置き場があり、そこには人が快適そうに寝っころがっています。
この光景は小説「深夜特急」に出てくる光景ではないか。
なんか感動しちゃいました。
深夜特急にも書いてあるように荷物置き場は足が伸ばせて寝っ転がれるので一番いい席だと感じましたね。
 列車内では、学生たちに興味を持たれたみたいでいろいろ質問してきました。
名前や国、職業などなど…
他にも彼らの中の一人は一緒に写真をとってもらえて嬉しそうに写真加工して、他のやつは中国語を勉強しているらしく漢字についていろいろ聞いてきましたね。
学生だけでなく他の同じボックス席の人とも話をしました。
途中、面白かったのが列車の停車中に入りこんでくる売り子たちです。
ご飯、お菓子、チャイなど人によって様々でした。
売り子たちは列車が止まったらどこからともなく列車に乗り込んできてものを売っていきます。
その売り方なのですが、チャイだったら「チャーイ、チャーイ、チャーイ」と言って売るのです。
正確には何か言葉を添えてはいるみたいなのですが、その売り方が「やぁやぁ、我こそは…である」みたいな感じの言い方・立ち振る舞いで個人的にすごく面白かったですね。
ここでお腹が空いていた私はサモサという見た目は美味しそうなこんがり焼けたスポンジケーキのようなものを食べてみることに。
食べてみるとパサパサした全然美味しくないものでしたね。
かろうじてスパイスが効いていたので食べられましたが、これがなかったら味がなく決して食べられるものではありませんでした。
 3時間半ほどの道のりは少し不安でしたが、いろいろ良い経験になったと思います。
結局警戒していたのでカメラやスマホを出せず、写真は撮りませんでしたね。
列車の学生たちや他の乗客、売り子達を観察したり、触れ合ったりして彼らのことが少しわかったような気がしました。
彼らはすごく人懐こく純粋なのだと。
だからいろんなことに興味があって勉強熱心だし、たいしたことないことでもすぐに楽しく笑える。
知らないやつ(他の乗客)にも席を順番に回したり、譲ったりすることもできる。
決して良い環境ではない列車の中という空間でも楽しい空間を作り出していた。
これはとてもすごいことだと思いました。
東京を基点に暮らしている自分にとっては考えられない。
自分のように時間に拘束され人生にゆとりのない人が多い日本では彼らが作り出す空間や時間を創造することはできないと。
日本だとあの環境下ではイライラが募って通勤ラッシュのような空間になっているんだろうな。

ニューデリー
 ニューデリーには夕方ごろ到着しました。
一旦ホテルへ戻りつつ遅めの昼食をとることに。
まだ私は食堂でカレーを頂いていなかったので食堂へ行きました。
いろいろ食堂はあるのですが、やはり英語表記のところは少なかったですね。
英語表記がされていた食堂に入り、ここではバターチキンとチャパティを注文しました。
二つでなんと100ルピーもしなかったとおもいます。
普通のご飯とカレーだったら50ルピーで食べれましたし、街の食堂はやはり安いですね。
味はというとめちゃくちゃうまかったです。
ただスパイスが結構効いているので、結構辛かったです。
それに加え、おそらくこのスパイスが原因で後の腹痛へ繋がったかもしれません。
 お腹を満たせたので、いざインド旅のの目的の一つ楽器屋へ。
楽器屋が多く連ねるエリアのあるオールドデリーの方へオートリクシャーで向かいました。
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街の食堂でバターチキン


オールドデリーの楽器街(Netaji Subhash Mg )
 オールドデリーのラールキラーより南にある商店が多く並ぶ大通り沿い(Netaji Subhash Mg) にはマックや多くの楽器屋がありました。
日曜日ですとここの多くの商店が閉まっていてそこの前には路上に市場が開かれたました。
本や服、雑貨などが売られていてかなり活気がありましたね。
なかなか前に進みませんでしたし。
この日は月曜日でしたので前日訪れた際にしまっていた楽器屋は空いていました。
 楽器を真剣に買おうとしていた私たちは日本語が通じるというBIBA MUSC EMPORIUMへ行くことに。
このお店ははインド産の楽器が多く置いてありましたね。
目当てのシタールも数種類おいていました。
シタールはパーツを選んでいくカスタム注文が一般的なのですが、ここでは出来合いのシタールを購入出来ます。
値段も下から7000ルピーくらいから置いてありましたね。
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地球の歩き方に載っているBIBA MUSC EMPORIUM

 私は悩んだ挙句、12500ルピーくらいのエレクトリックシタールと2000ルピーくらいのファイバーケースを購入しました。
見た目は普通の方が良かったのですが、エレクトリックのことやコンパクトであること、ペグがしっかりしていることなどから選びました。
このエレクトリックシタールは一応機内持ち込みができるサイズではあるみたいですが、わたしは邪魔くさく預けたかったのでファイバーケースも購入しましたね。
そして、おまけでピック3個と弦のセットや店のステッカーもくれました。
友人はここで10000ルピーほどのタブラを購入。
タブラも結構種類ありました。
スイスから来ていたカップルはハーモニウムを試奏してましたね。
それもめっちゃ音色が良かったです。
 ここのお店はやはり人気店らしくかなり繁盛していましたね。
最初に日本語通じると言いましたが、確かにちょっとは通じましたが途中からほぼ英語で会話してました(笑)
楽器の用語なのでなんとなくわかったのでそこまで英語能力なくても意思の疎通はできかなと思います。
ちなみにエレクトリックシタールもアンプで試奏させてもらったのですが、アンプやシールドがクソだったのであまり当てには出来ませんでした。
ただ生音が良かったので勢いだけで購入って感じでしたね。
そして、帰国後カードの請求を見たら日本円でたった2万3千円ほど。
激安ですね。
もうちょっといいやつ買えばよかったな…
この日は友人と楽器買ってテンションマックスでホテルに戻って終わりました。
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購入したシタール

 
インド旅の必需品






ここまで地球の歩き方が役に立ったことがありません。
インド旅に限っては必ず持っていったほがいいですね。 


洗濯や体洗うのに大活躍しました。
インドのシャワーは基本的に固定なので桶があると大変便利です。