瀬戸内海周遊旅の第四弾は、ジーンズのまち「児島」です。
第一弾の尾道第二弾の倉敷第三弾の岡山はこちらです。

 児島は岡山県倉敷市の最南端にあるまちで、瀬戸大橋の本州側の起点となっています。
繊維業が盛んで、学生服やユニフォーム、国産ジーンズが有名です。
そんな児島を午後からの半日だけでしたが、ふらっと観光してきました。

児島駅
 児島駅へのアクセスは、岡山駅から電車で20分ほどですが、電車の本数はあまり多くありませんでした。
まず、ホームを降りて改札階へ向かう階段には大きなジーンズの絵で描いてあり、利用者を歓迎していました。
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駅の階段にあるジーンズの絵

 さらに改札に向かうと壁には大きなジーンズが飾られていました。
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壁に飾られた大きなジーンズ

 改札にある駅員の窓口までもジーンズ押しでした。
駅員さんもジーンズを履き、児島仕様の制服を着ているほどの徹底っぷりには驚かされましたね。
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児島駅の改札


 改札外には、さほど大きくはありませんが観光案内所とこれまたジーンズの描かいたロッカーや自動販売機が設置されていました。
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児島仕様のロッカー

 さて、駅構内から出るとすぐにはバスロータリーがあります。
ロータリーの歩道の上屋には、たくさんのジーンズがかかっています。
ここまで、ジーンズしかみていないと言って過言ではないくらいジーンズだらけでしたね(笑)
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屋根には無数のジーンズがぶら下がっている

ジーンズストリート
 さて、駅を出発して今回の目的であるジーンズストリートへ向かいます。
アクセス方法としてバスもありましたが、あまり本数もなさそうでしたので、徒歩移動で向かいました。
まちを歩いていても人はさほどおらずまた車通りも少なく、とても静かなまちでしたね。
途中には、旧下津井電鉄の旧児島駅がありました。
現在は風の道としてちょっとした休憩スペースとなっていて、子供たちの遊び場のようになっているみたいです。
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旧児島駅

 20分くらいでしょうか、駅で手にれた地図を頼りに歩くとジーンズストリートの入口を示す大きな看板が見えてきました。
このストリートは特に前ぶりのようなこともなく突然現れてきます。
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ジーンズストリートの入口

 看板を左に曲がるとそこには多くのジーンズショップがありました。
ですが、これといって商店街という感じもなく、普通の住宅街にいっぱいお店がある感じです。
GWでしたが、人ごみもそこまで多くなくまばらに観光客がいる程度でしたので、ゆっくりとショッピングを楽しめました。
ストリートは基本的に一本の道に沿ってあり、時折脇道にもお店があるっていう風になっています。
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ジーンズストリート

 このストリートにはお店が全部で30店舗ほどあるみたいで、そのキャラクターも様々です。
イメージではB系とかライダー系のジーンズ屋さんが多いのかなと思っていましたが、他のジャンルのジーンズ屋さんもあり、本当に多種多様でした。
ジーンズの形もお店ごとに一つ一つ違うので、自分の体にあったものがあるかもしれませんね。
ストリートには、国産ジーンズといえばこことまで言われている桃太郎ジーンズや人気があるJapan Blue Jeansがあり、流石にこちらのお店は人がたくさんいました。
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国産ジーンズといえば桃太郎ジーンズ

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おしゃれなJapan Blue Jeans

 今回は、ジーンズの購入をしませんでしたが、デニムのトートバックを購入しました。
全部見回って一時間半くらいかかったと思います。
思ったよりお店の数やお店のジャンルがあってほとんど見ただけでしたが、けっこう時間がかかりました。
このジーンズストリートですが、ほとんどのお店が18時くらいに閉まってしまうみたいなので行かれる方は早めに行くことをおすすめします。
ジーンズストリートの後に、ジーンズ博物館があるペティ・スミスジーンズショップのエリアに行こうと考えていましたが、こちらも18時ほどで閉まってしまうみたいでしたので断念しました。
ジーンズストリートとペティ・スミスジーンズショップのエリアは少し離れているので、もし両方行かれる場合は時間に余裕持っておいた方がいいですよ。
ちなみに、児島のまちにはほとんどお店が見当たらなかったので、食事処を探すのが大変かもしれません。

夕景鑑賞バス
  続いては、駅のフリーペーパーに載っていた夕景鑑賞バスに乗ることにしました。
こちらのバスは日本夕日百選に選ばれた瀬戸内の夕景を三百山と鷲羽山展望台まで行って鑑賞するという夕景鑑賞バスです。
運賃は510円で、五月は17:30からの乗車でした。
乗車したい場合は、指定された時刻に児島駅のバスターミナルでこのバスを待っていればこのバスが現れるので、そこで乗車賃を払うだけです。
所要時間は2時間ほどでした。
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ジーンズバスで鑑賞スポットへ向かう

 この日の乗客は座席がほぼ全部埋まるほどでしたので、割といたのだと思います。
このジーンズバスですが、内部がすごく凝っていてジーンズだらけの内装となっています。
このジーンズ数々は、運転手さんたちが知り合いのところに回っていただいたものみたいで、内装は手作りだそうですよ。
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ジーンズバスの内装
 
 この地域出身であるマラソンランナーの有森さんのアナウンスを聞きながら揺られること30分くらいでしょうか、最初のスポットの三百山に到着です。
この時点では、まだ日が沈む前でしたが、雲行きが怪しい感じになっていました。
15分ほど鑑賞後、一番の夕日鑑賞スポットの鷲羽山展望台へ。
しかし、案の定空が曇ってて全く日が見えませんでした。
とても景色の良い場所だったので、夕日が見れたらさぞ綺麗だっただろうなと思うとすごく残念でした。
天気はどうにもならないのでしょうがないです。
午前中はすごく晴れていたので、運転手さんも期待していたみたいですごく残念がっていたのが印象的でしたね。
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鷲羽山展望台からの景色

 鷲羽山展望台で15分ほど鑑賞時間をとり、これで夕景鑑賞バスは終了です。
帰りは乗車した児島駅で下車しました。

さいごに
 ジーンズが好なので、気になっていた児島に来たわけですが、正直もっと観光地的なところと思っていたのが実際は閑静な住宅街で驚きました。
そんなに大きなまちではありませんが、街や市民が一体となって盛り上げていこうという姿勢がすごく伝わってきて、まちとしてすごくいいところだなと思いました。
ジーンズショップも多くありますが、そこらじゅうにジーンズがあってジーンズ好きじゃなくても楽しめる面白いところだと思います。
みなさんもぜひ行かれてみてはいかがでしょうか。




 今回瀬戸内海周辺の街を観光するにあたり、様々な情報得るためにココミルを参考にしました。
女性用なので男性には興味ある内容が少なめでしたが、ちょうど今回訪れた尾道、倉敷、岡山、児島、小豆島の情報を網羅しているので、ここら辺を回る場合には最適でした。
ここら辺をすべて一度に網羅している観光本はあまりないので、もし私のような回り方をする人には良いと思いますよ。