この休日は天気も良かったので、旧岩崎邸庭園へ行ってきました。
旧岩崎邸庭園は都立文化財9庭園の一つで、国の重要文化財となっています。
場所は、上野の不忍池の付近です。
入園料は少し高めと感じる400円でした。
チケット購入カウンターのすぐ目の前には、英国ジャコビアン様式の洋館がどっしりと構えています。
この洋館は、ニコライ堂や旧古河庭園を設計したコンドルの設計となっています。
旧古河庭園については以前記事を書いているのでこちらも合わせてどうぞ。
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入園直後に洋館の入口がある 
 
 順路が一応あるみたいで、洋館の正面玄関からスタートとなります。
履物を脱いで館内のルートに従って進みますが、館内は保存のため触れることや写真撮影が禁止となっています。
洋館内は2階作りとなっており、全部の部屋を見学できませんがけっこうみるところがありました。
また、10分ほどの説明映像が流れているシアターもあるので、この建物についてわからなくても詳細を知ることができます。
 注目する点としては、壁紙に使われている和紙です。
部屋の多くの壁紙に使用されていて、鮮やかな雰囲気を演出していました。
実際にその壁紙を触れることができるところもありました。
また、ベランダの広さも印象的でしたね。
 洋館の見学が終わると渡り廊下を通り和館へ行く順路となります。
和館は以前よりもほとんど残っていないみたいで、あまりありませんでした。
和館のほとんどは抹茶などを楽しめるカフェとショップでしたね。
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大きなベランダが特徴的

 和館から外の庭園に出るようになっています。
庭園は特徴的なところもなく広々とした芝生の庭って感じでしたね。
椅子やテーブルが置いてあったので、小鳥の泣き声を聞きつつ洋館を鑑賞しながらゆっくりするのもいいかもしれません。
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広々とした庭園

 庭園には撞球室つまりビリヤード状があります。
スイスの山小屋風の作りとなっていて、当時では珍しいらしいです。
洋館とは地下で繋がっているみたいなのですが、そこは見学できませんでした。
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撞球室

 以上で、旧岩崎邸庭園はおしまいです。
ちなみに、庭園ガイドが毎日午前11時と午後2時の2回無料で開催しているみたいですよ。
また、演奏会などのイベントもよくやっているみたいでした。

 旧岩崎邸庭園に入園すると国立近現代建築資料館にも入館することができました。
この日は「資料にみる近代建築の歩み」という展示でした。
日本の近代建築の設計図や使用されているレンガなどの部材が展示されています。
個人的に興味を引いたのが東京駅の復元工事に関するビデオ映像でした。
10分ほどのものでしたが、復元する上での困難だった点などを知ることができて非常に面白かったですよ。
結局、おまけで入ったこの展示が意外と面白くて長居しちゃいました。
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国立近現代建築資料館の「資料にみる近代建築の歩み」展

 今回この旧岩崎低庭園を行ったので、都立文化財9庭園のうち5庭園を制覇したことになります。
今度は、有名な浜離宮恩賜庭園や旧芝離宮恩賜庭園にでも行こうかなと思います。

旧岩崎低庭園は、死ぬまでに見たい洋館の最高傑作で紹介されています。