大きく余った革を利用して、A4サイズほどのハンドバッグの作成です。
ハンドル部分の革の長さが足りず、トートバッグではなく手持ち用になりました。

 材料
・革(オイルドレザー)
  ハンドル 幅30mm、長さ390mm ×2
  本体 400×330 ×2
・ハトメ 8

 今回もオイルドレザーを使用します。

作成過程
 袋状にするだけなので、パーツは本体とハンドルのみです。
内面に別途革や布をつけたりしないので、内面になる床面はしっかり磨いておきます。
内面に布を付けたり、チャック等を付けたりするとかえって使用しづらくなるイメージだったので、付けるのはやめております。
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 裏返しに縫っていき、下部は5cmほど切り込みを横方向に入れてマチを作っていきます。
PXL_20230420_160021439~2

 全部縫い終わったら裏返しをして成形していきます。
ハンドルのハトメ部分は事前に穴あけしておく方が、穴あけ位置を正確にできると思います。
最後にハンドル部分をハトメして完成です。
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完成品
 ハンドル部分は革の材料的に40cmほどの長さになりましたが、うまくまとまった印象です。ハトメを1つでは心もとないので、デザイン性も込めてハトメ2つでハンドルを付けています。
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 内面がそのまま革の裏面であるところは好みがわかれるとは思いますが、個人的には何もしないシンプルな方が好みです。帆布等で内袋を付ければ商品っぽくなるのでしょうが。
  マチは約10cm確保しました。そのため、ペットボトルやお弁当も入る、見た目より大容量なバッグになりました。
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 11インチほどのPCも楽々収納可能です。一応14イントのノートPCも横にして入るほどの大きさになります。もちろん、A4サイズも余裕な大きさです。
 ハンドル幅を3cmにしたことで、思っていたよりも非常に持ちやすく、別途ハンドルカバー等は作る必要はないかなと思いました。
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総括
 袋状に縫っていっただけですが、レザーで作成すると簡単にカッコイイものになりますね。
布製品のバッグを参考にしてデザインを考えていったので、イメージしていたものと完成品のイメージが違いましたが…
容量は十分なので、後は沢山物を入れすぎて底が抜けないかだけが心配です。
底面部は余分なまち部分をわざと残して、側面にも縫っています。これでうまく力が分散できていれば良いですが。
その後の使用感については、使っていきながら追記していきたいと思います。


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2009-10-30


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