インド滞在の楽しみ週末旅行。今回は真冬ということもあり近場で行ったことのないところを探す。地球の歩き方を見直して、コルビュジエが計画した都市があることを思い出す。今回は計画都市チャンディーガルの旅行記です。
 いつも通りデリーまで出るのが面倒臭いので空路での移動。片道約1万円と1週間前の購入だと国内旅行はだいたいこの値段になるかな。飛行機は早朝や夜の便はないようで、どうしても一泊しないと消化できない旅程となってしまうので、仕方なく1泊する旅程としました。
 デリーから1時間の空路、チャンディーガル国際空港から市内へはプリペイドタクシーを使用。後々わかったことだけれども余裕でUBERが使用できる地域でした。15時前着ということで急いで、一番の目的地コルビュジエセンターを目指す。値段は750Rsと高め。およそ30分ほどで到着し、意気揚々とエントランスへ向かうと、門番から今日はClosedだと言われた。土曜日だったけれども祝日なことを忘れていたのを思い出す。明日はやっているとのことだったので、切り替えてロック・ガーデンへ移動。ここからはUBERで移動。チャンディーガルの街は大きいといえども車移動だと非常に早くて楽ちんです。
 ロック・ガーデンに到着するとインドらしい光景であるチケット売り場での長い列。相変わらずチケットを買うだけなのに進むのが非常に遅い。いつも思うけどなにに一体時間をかけているのか不明である。ここの場合はコンクリート壁の中にチケットカウンターがあって、受け渡しする窓が非常に小さくやり取りしづらいのも原因かと。入場料は30Rsと外国人も同じ値段だった。
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 中に入るとまるで迷路な道のり。少し開けた空間についたと思うと沢山の人だかり。ロック・ガーデンの名にふさわしく、岩と滝、建造物があるテーマパークっぽい空間である。たしかに綺麗なところではあったけれども見に来たのは廃材アートだったのでスルーして行く。セルフィ―しているインド人ばかりで思うように進めない上に道も一本道だったので進むには非常に時間がかかった。
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 道中コンセントを使った壁アートや様々な廃材アートがある進む。出口付近には開けたエリアがあって、そこには廃タイルを使用した壁が一面に広がっていた。非常に綺麗で皆セルフィータイムである。この開けた広場にはロック・ガーデンができた歴史を追った写真展や人形アート展、沢山のブランコがあった。写真展はチャンディーガルの歴史とともにみることができるので非常に興味深いものであった。インド人たちはブランコで遊ぶので夢中だったな。
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 出口付近にはロック・ガーデンの代名詞?である様々な人形があるコーナーが。一体一体違うものであるがこんだけ並んでいると非常に不気味。暗くなってから来たら少し怖いだろうな。
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 ロック・ガーデンを後にして次は比較的近場のキャピトル・コンプレックスのゾーンへ歩いて向かう。チャンディーガルはインドではありえないくらい道が整備されているので歩きやすさ段違いである。インドでは見かけないランナーも多くすれ違ったのも驚きであった。街にはマップにわかりやく主要な観光地が記載されているのもチャンディーガルならではかもしれない。
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 キャピトル・コンプレックスには主要機関が存在しておりそれらの建物の多くがコルビュジエ設計のものらしい。まずはチャンディーガルの象徴オープンハンドを見に行く。何か所か門番がおり、道を聞きながら先へ進む。進む道は非常にわかりづらく周りに観光客がいないことに不安はありつつもなんとか到着。門番のやつには見たらすぐ帰ってくるようにと言われた。
 遠くからも少し見えていたけれど実際間近で見みるとかなりでかい。20数メートルあるようだ。風の力で少しづつ動くらしい。建築のことはよくわからないけどここまで存在感があると街の象徴と言ってもいいだろう。しかし、周りの木々が高いことや周辺と距離があるため、近くまでいかないと存在すら確認できないのは象徴としてどうなのかと思った。オープンハンドの裏にはちょっとした小屋があってそこに人が住んでいるし…。インドらしいといえばインドらしいかもしれない。ありがたがって来るのは外国人だけかもしれないな。
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 オープンハンドのすぐ隣には、高等裁判所がある。コンクリート打ちっぱなしの建物で少しカラフルな感じの建物があるのだけど、門番に写真もだめだと言われ追い返されてしまった。後々わかったことだけれどもどうやらここキャピトル・コンプレックスは休日入れないエリアだったようだ。オープンハンドだけラッキーだったのか見ることができたが、その他の世界遺産にもなっているコルビュジエ設計の議会棟や行政庁舎もみることができなかった。
 やることもなくなったので、計画で造られた人工湖のスクナ湖へ向かう。日が沈んでいるにも関わらず、湖の周りは非常に賑わっていた。雰囲気も結構良いとこなので皆が散歩をする理由がよくわかる。
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 インドの観光で夜にやれることは非常に少ない。今回もやれることがなかったので、スクナ湖からコルビュジエセンター付近にと取った宿へ歩いて帰る。歩道が整備されているから歩きやすさはあったけれども、街灯が少ないことと基本的に信号がないインド事情はチャンディーガルでも一緒であった。
 ご飯についてもインド観光で非常に困ることである。たまたま宿近くにあったローカルが行くインド料理屋を見つけられた。久しぶりにバターチキンとロティを注文する。しかしこれが非常にスパイシーなもので、久しぶりにすべて食べきれないカレーになってしまった。最初は美味しく食べれたけど、時間がたつにつれて体が受け付けなくなる…
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 少し体調を悪くしつつ宿へ戻る。今回はまともな宿であった。非常に綺麗だし、少し洒落ている。一番良かったのはシャワールーム。温水は熱いくらいに出るし、水圧も日本と同じレベル。普段滞在しているグルガオンの宿より断然良かった。これで一泊2000円。コルビュジエセンターから歩いて5分くらいだし、スーパーもすぐそこにあるから非常におすすめだ。明日は美術館・博物館めぐりの予定。
今回宿泊の宿「Treebo Hotel Seven」
・コルビュジエセンターの近くで非常に便利
・部屋も綺麗でシャワールームも完璧







 著者が四国八十八箇所を巡礼したときの日記を記した本です。
タイトルの”だいたい”というみるからに信仰心のない著者がゆるゆるなお遍路を行った旅行記ですが、観光もけっこうやっているのでこの本を読むと四国のことがなんとなくわかるようになりますね。
四国旅やお遍路をしてみたくなる一冊となっています。


 説明不要のバックパッカーのバイブルである深夜特急。
時代背景が古いですが、どんな時代でも旅に憧れる人に愛されてやまない本ですよね。
バックパッカーや旅人に興味がある人は必読です。