筆箱作成は今回で二回目となります。
前回はチャックを付けた袋型のものでした。
それに対して今回はチャックは使用せず、ボタンメインのものです。
アイディアは私の大好きなレザーショップのヘルツを参考に…というか恥ずかしながら寸法以外はもろパクリですね。

材料
・栃木レザー(浅草橋で購入)
・バネホック 3セット

作り方
 作業自体は簡単です。以下の写真のように裁断して縫い合わせてバネホックをつければいいだけですから。この制作で難しいのはボタン位置を正確につけることです。
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 完成形の写真をみてもらうとわかるかとは思いますが、少しよじれてしまっています。正確な位置にバネホックを取り付けれなかったことが大きな原因ですね。作成のポイントは後程まとめています。
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 シャーペン等のペン類がぴったし入るような大きさとしています。サイズ感はちょうどよいですね。
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 縦方向からも両側からペンを取り出せます。3か所から取り出せるので取り出しつらい消しゴムやシャー芯も取り出しやすいです。
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 全部ボタンをはずすとこんな感じになります。小さい割りに沢山入っていることがわかると思います。全部を開くことはそんなにないですが、たまに消しカスの掃除するときにこの機能は役立ちます。
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ポイント
 先ほども述べましたバネホックの位置を正確に取り付けることが肝となります。それさえしっかりやれていればかなり完成度の高いものができるかと。性格的に何となくで作成してしまったのが、今回の失敗点ですからね。
 縦方向2か所の取り口部分はもう少し小さくしていれば良かったと思っています。革が余ってしまってなんだかだらしない印象になっていますので…。それに加えて、横の取り口も円形沿って麻糸を縫ってある方がデザイン的にしっかりすると思います。そこまでするともろヘルツ製品ですが…いらないと思っていたところは、作ってみると意外と必要なのだとわかることも多いです。レザークラフトは奥が深い。

追記
 この筆箱はコンパクトかつ使いやすいこともあってお気に入りでずっと使用してるのですが、やはり表面のボタン回りにもデザインとして縫い目が欲しいと感じていました。そこでサクッと縫ってみました。
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 出来栄えをみると一目瞭然です。デザイン的に縫い目があったほうが良いですね。個人的に麻糸は太目のものを使用すると見た目が良いと思っています。小物には太い麻糸。これが私のレザークラフトの美学ですかね。


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初心者のレザークラフト作品集

はじめてのレザークラフト
スタジオタッククリエイティブ
2009-10-30


 参考にしているのはこのはじめてのレザークラフトという本です。
初心者にわかりやすくいろんな技能を紹介しているので役立ってます。
作品例のすべてに型紙付きなのも嬉しい限りです。
これでいろいろ学べば様々なことに応用できるようになりますよ。